キーワードは『海』。建物は海に向かって突き出す東西の軸に数本の軸が突き刺さるような構成です。安藤さんらしい、段状の地形になじむような8層の構成となっており、山側からのアプローチは敷地の最上階がエントランスとなります。
エントランスは幅4m程の巨大な鋼製の自動ドアがあり、その正面には、大きな開口部が額縁のようになっている大阪湾を望みます。宿泊施設へは、ブリッジを通り煙突のようなエレベーターをくだります。
「あらゆる場所で海を感じ、自然と一体となることが出来る」というコンセプト。
構造上により客室大浴場から海を臨む事は出来ません。安藤さんの意向でもあり、海が見える立地にありながら、あえて客室からは、海ではなく木々が見える自然な構造を演出しています。
館内至るところに安藤さんが手掛けた各地方のアクソメタリック図があるとのこと。宿泊の際は必見ですね。
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